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お洒落なスタイルブックのよう!おすすめファッション映画10選

作品の世界観や雰囲気を盛り上げてくれる要素としても大事な衣装。

様々なジャンルのおしゃれなファッションは雑誌を見ているようで、それだけで楽しめます。

今回は作中に登場するファッションが魅力的な作品を選んでみました!

 

おすすめファッション映画10選

1. ロシュフォールの恋人たち(1967年)

フランス西南部の街ロシュフォールは、年に一度の祭りを控え賑わっていた。

美しい双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは、それぞれ音楽家とバレリーナとして成功することを目指しながら、運命の出会いを待っていた。


画面に溢れるパステルカラーのカラフルな衣装や町並みはさすがフランスといったセンス。とにかく男女ともファッションがすべて可愛くてそこにばかり目がいってしまいました。

レトロ感漂う可愛らしくも上品なスタイル。1960年代のフランスらしいファッションで、今はあまり見ないシルエットやデザインが新鮮です。作中登場するミニスカートは60年代のファッションアイコン、”ツイッギー”を思わせます。

双子役が本当の姉妹ということに驚きましたが確かに似ている...。『シェルブールの雨傘』でも有名なカトリーヌ・ドヌーヴとその姉ですが、残念ながらお姉さんはこの映画が公開された翌月に亡くなってしまっています。唯一の姉妹共演の作品です。

同じ街にいながら...すぐ近くにいながら...すれ違い続けるもどかしさ、ラストはその後が気になる終わり方で、明言しないところもまたなんだかおしゃれな雰囲気を残す作品です。

 

2. クルエラ(2021年)

101匹わんちゃんでおなじみの悪役”クルエラ”の誕生ストーリー。

デザイナーを夢見る少女エステラはカリスマデザイナーのバロネスと出会い、運命を大きく変えていく。


アカデミー衣装デザイン賞を受賞した本作。クルエラとバロネスのゴージャスで斬新な衣装はファッションショーを観ているようです。
ファッションデザイナーを目指しているだけあってエステラのアイディアとセンスが素晴らしく、ワクワクするものばかりです。実際に着用したシーンは短い衣装も多々ありますが、ひとつひとつが演出も含めインパクトが強くてどれも印象に残ります。

衣装は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などで衣装デザイン賞を受賞したジェニー・ビーヴァンが手掛け、真っ赤な花のドレスは手作業で花びらをつけたとか。妥協を許さないプロの仕事に感服します。

作中流れる音楽が抜群に合っていて、それぞれのシーンを最高に引き立ててくれています。賢くて可愛いワンちゃんたちも癒やしです。

 

3. ロミーとミッシェルの場合(1997年)

ロサンゼルスで同居生活するロミーとミッシェルは高校時代からの親友。

ある日同窓会が開かれると知り、自分たちをいじめていた同級生を見返そうと計画を立てる。


洋服や生地がポップに映し出されるオープニングクレジットからすでにオシャレでワクワク、テンションが上がるオープニングです。

90年代を象徴するようなカラフルでアクティブなコーデが印象的で、2人のキャラに合っていて見ているだけで元気が出ます。プロムでのブラックミニドレスはとても目立っていて、周りと一線を画す2人のセンスが際立っています。

そして何気に作中流れる音楽もシーンを引き立ててくれるセンスのいいものばかりで、一度は耳にしたことがあるような曲や有名アーティストの曲も使われています。

さっぱり見られる友情コメディで、ファッション・音楽もめちゃくちゃいいのでおすすめです!

 

4. クルーレス(1995年)

裕福な女子高生シェールはファッション、ショッピング、オシャレ、パーティーが大好き。

そんな彼女の趣味はダサい人をオシャレに変身させること。

だが日々いろんな人を変身させながらも、自分の恋愛はなかなか上手くいかない。

やがて彼女にも本当に気になる相手が現れるが、、、。


まさに”アメリカのお金持ちティーン”というカースト上位のキラキラ女子高生が可愛いです。こういう系って性格悪いイメージですが、これはハッピーにしてあげようと奮闘する話で、イジワル要素がないのがスッキリ見られていいですね。

90年代まっさかりのファッションは今見ると新鮮で、チェックのセットアップやハイソックスなど綺麗めだけど個性がある着こなしは見るのが楽しいです。

シェールはただのイケイケ陽キャかと思いきや、父親を気遣ったり友達思いだったり、嫌われるようなことはしないしとてもいい子で応援したくなります。若いポール・ラッドもかっこいい!

メンズも色々なスタイルが出てきて90年代のファッションを楽しみたい方におすすめです。

 

5. プラダを着た悪魔(2006年)

ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ。

オシャレに疎い彼女だが、一流ファッション誌「ランウェイ」の編集部の面接を受け採用される。

しかし編集長ミランダの悪魔のような要求と膨大な仕事量にだんだんアンディの生活は変わっていく。


ファッション映画といえば必ずと言っていいほど名前が上がる定番。ファッション雑誌 アメリカ版『VOGUE』の編集長、アナ・ウィンターがモデルと言われているのは有名な話。
作中ではメリル・ストリープが演じていますが、まさに”鬼編集長”と言われるだけの仕事量と理不尽な要求は、見ているだけでほっぽり出して逃げたくなります。(笑)

「あなたは私に似ている」のセリフは あなたも自分で人生を切り開いていける、自分で選択できる。という意味に感じて、ただ厳しいだけではないミランダの人柄が垣間見えるシーンですね。

総額1億円以上とも言われる本作の衣装は「PRADA」「CHANEL」ほか名だたるハイブランドがたくさん登場し、見ているだけでオシャレ度が上がりそうなファッションが満載です。

 

6. 紳士は金髪がお好き(1953年)

ニューヨークの舞台に立つショーガールのローレライとドロシー。

ローレライはお金が大好きでお金持ちに目がなく、ドロシーはお金が無くてもいい男にはすぐに惚れる正反対の2人。

ローレライは富豪の御曹司ガスと結婚式を挙げるため豪華客船でパリへ向かうが、ガスの父親の反対で一緒に行けなくなってしまう。

そこでしっかり者のドロシーが同行することになるが、、、。


お金持ち男性に媚びる計算高い女かと思いきや、ちょっと抜けてて愛嬌たっぷりのローレライがめちゃくちゃ可愛くて惚れました。(笑)たしかに媚びてはいるんですが、きっと同性でもかまってしまいたくなるような可愛らしさがたまりません。

そんな彼女をさらに魅力的に見せてくれるオシャレ度抜群のファッションも見どころです。
親友のドロシーと2人で様々なスタイルのファッションを見せてくれて、その観点だけでいっても最初から最後までずっと楽しめます。
スタイル抜群、容姿端麗の2人が着こなす洋服はとても洗練されていて、1950年代の映画ですが今見てもセンスが最高です。

ローレライがピンクの衣装でゴージャスに歌って踊る楽曲『ダイアモンドは女の親友』は、マドンナが自身の曲『マテリアル・ガール』でオマージュを捧げた曲としても有名ですね。
その他多数の作品でカバー、オマージュされている有名な曲のひとつです。

ミュージカルコメディなのでさらっと楽しく見られるのもおすすめです。

 

7. ココ・アヴァン・シャネル(2009年)

伝説のカリスマデザイナー”ココ・シャネル”の半生を描いた作品。

姉とともに孤児院で育ったガブリエルは、キャバレーの歌手やお針子として働いていた。

貴族のバルザンと出会い、彼のお屋敷で何不自由ない生活を手に入れるも、退屈な毎日に満たされない想いが募っていった。

やがてありのままの自分を受け入れてくれるボーイと恋に落ちるー。


まだ女性の社会進出など考えられなかったような時代に自らのブランドを立ち上げ、新たな道を切り開いていったのは当時は異端だったことでしょう。そこには純粋に仕事がしたい、自らの手で成功したい、なにより服が作りたいという渇望が感じられました。

ココのジャケット&ロングスカートにシンプルな帽子、トランクのスタイルがミニマルでスタイリッシュ。競うようにこれでもかと装飾を施した貴族たちのドレスは華やかで、その中で特別異なるセンスが光ります。
ハロウィンパーティーの男装スタイル、ボーイとのダンスシーンでの自作のミニマルかつエレガントな黒いドレスは周りと正反対で、洗練された美しさを放っています。

色々な生地を取り入れ、機能的で動きやすく、それでいてオシャレな優れたデザインをしっかりと考えているのがすごいセンスを持っていたんだなと感嘆しました。

シンプルで機能的な現代の洋服のスタイルを形作ったまさにカリスマといえます。

 

8. プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角(1986年)

父親と二人でつつましく生活している高校生アンディ。

ある日アルバイト先のレコード店で会ったお金持ちの同級生ブレーンと恋に落ちる。

デートに誘われホームパーティーに行くアンディだったが、ブレーンの周囲の友達はお金持ちばかりで自分との違いを目の当たりにする。

一方でアンディに想いを寄せる幼馴染のダッキーはそんな状況に心配で落ち着かない。


個性が光るアンディ手作りの古着風の洋服がキュート。花柄やレイヤードスタイルが多く登場します。どれも合わせ方や小物使いが秀逸で、アンディの世界観が確立されています。
ほかにもダッキーの個性的なジャケットスタイルやイオナのパンチの効いたファッションと部屋も見どころです。

車や電話、小物使いのピンクが印象的で、プロムの全身ピンクのお手製のドレスはアンディにぴったり似合っていて目を引く存在。

ダッキーの深い愛に胸がギューッとなって、1番幸せになってほしいと心底願いました。きっと見た人はみんなそう思うはず。

音楽も洋楽ファンにはたまらない豪華なラインナップで、映画は見たことないけど曲は知っている!という方もいるくらい、サントラも人気です。

 

9. パリの恋人(1957年)

ファッション雑誌『クオリティ』の編集長マギイは新しい顔となるモデルを探していた。

そこでカメラマンのディックは、古本屋で出会った知的でファッションに興味のないジョーをスカウトする。

ジョーは断り続けるが、一緒にパリに行けば崇拝するフロストル教授に会えると言われ、モデルを引き受けるのだった。


「雨に唄えば」のスタンリー・ドーネン監督が手掛けたミュージカルロマンス映画。

多彩なファッションもそうですが、自由で開放的なコンテンポラリーダンスや、優雅なステップで舞うオードリー・ヘプバーンの様々なダンスシーンも新鮮な魅力。
さすが元バレリーナだけあって柔軟性が素晴らしい。ディック役のフレッド・アステアのソロダンスもクオリティが高いです!

オープニングからもうオシャレで従業員、マギイ、オフィスまで洗練されています。

ジョーが変身を遂げた時に着ていた白のロングドレスにピンクのマントスタイルが惚れ惚れする美しさ。様々なシチュエーションで撮影するシーンは、ワンカットがそのままポストカードになりそうなくらいお洒落です。

新作お披露目のパーティーでの衣装もすべてセンス良く、特にウエディングドレスはオードリー・ヘプバーンにピッタリのデザインで、水辺で踊る姿はまさに妖精のようです。

 

10. 華麗なるギャツビー(2013年)

ニックの家の隣にある豪邸では、大富豪の”J・ギャツビー”という人物によって毎晩盛大なパーティーが開かれていた。

だが、誰も彼の素性を知るものはいない。

ある晩、パーティーに招かれたニックは、親交を深めるとともにギャツビーから彼の生い立ちや過去の話を聞く。

そのあまりにも出来すぎた話にニックは疑念を抱くー。


ド派手で豪華絢爛なパーティーが印象的で、その中でのギャツビー演じるレオナルド・ディカプリオの登場シーンが、まわりの背景も相まってひと際きらびやかです。まさに”極上の笑顔”。

”狂乱の20年代”と言われる1920年代は、経済が急速に発展を遂げた好景気の時代であり、それがファッションにもよく表れているなと思います。
シルクやサテンの膝丈のドレスにショートボブヘア、ヘッドピースという”フラッパー”と呼ばれるスタイルが当時の流行だったそうです。
華やかなドレスをまとったジョーダン役のエリザベス・デビッキが美しすぎて目が釘付けになりました。ゴルファーじゃなくてモデルのほうが納得できるんですが。(笑)

衣装は「PRADA」「miumiu」「ブルックス・ブラザーズ」「ティファニー」などハイブランドのハイセンスなファッションを堪能できます。

バズ・ラーマンらしい派手なセットと演出、レオナルド・ディカプリオの演技が光る作品です。

 

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まとめ

今回はおすすめのファッション映画をご紹介しました。

年代ごとにそれぞれの流行を感じられてとても楽しいですね。

また、ファッションで気持ちを表現していたり深い意味も込められていたりするので、中には時代背景歴史なども知っているとより楽しめる作品もあります。

ただの服としての機能だけでなく、表現のツールとしても使われるアイテムでもありますね。

ファッションに関する映画はたくさんあるので、いろいろな作品を見てオシャレを楽しみましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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