映画

観やすいミュージカル映画おすすめ10選!

キャラクターの喜怒哀楽を歌に乗せて、その感情がドラマチックに伝わってくるのがミュージカルの特徴であり魅力です。

でも意外とミュージカルが苦手という方はわりといて、実は筆者もその1人です、、。

名作も多いこのジャンルを見ないのはもったいない!と思い、少しずつ見るようになりました。

そこで今回は、数ある中からミュージカルが苦手な方でも見やすい作品を選んでみましたのでぜひ最後まで見ていってくださいね!

 

おすすめミュージカル映画10選

1. グリース(1978年)

夏休みに海辺で出会ったダニーとサンディは恋に落ちる。

夏の終わりとともに再会を夢見て別れた2人だが、新学期にダニーの通う高校で思わぬ再会を果たす。

しかしダニーは不良グループのリーダーで、サンディが知っている彼とはかけ離れていた。


ゆるいアニメーション映像で始まるオープニングクレジットは、流れる曲と映像がストーリーを表していておしゃれな演出です。
使われている楽曲は耳に残る印象的なものばかりで、サントラはヒットを記録したとか。

普通に歌として歌える曲が多くてミュージカルではちょっと意外だなと思ったり。その曲に合わせて登場人物が生き生きと歌って踊るシーンはどれも楽しいものばかりです。

やはりオリビア・ニュートン・ジョンとジョン・トラボルタの魅力たっぷりの歌とダンスが見どころ!

楽しくてあっという間に見終わってしまいます。

 

2. 紳士は金髪がお好き(1953年)

ニューヨークの舞台に立つショーガールのローレライとドロシー。

ローレライはお金が大好きでお金持ちに目がなく、ドロシーはお金が無くてもいい男にはすぐに惚れる正反対の2人。

ローレライは富豪の御曹司ガスと結婚式を挙げるため豪華客船でパリへ向かうが、ガスの父親の反対で一緒に行けなくなってしまう。

そこでしっかり者のドロシーが同行することになるが、、、。


見どころはやはりマリリン・モンローがピンクの衣装でゴージャスに歌って踊る有名な楽曲『ダイアモンドは女の親友』。
マドンナが自身の曲『マテリアル・ガール』でオマージュを捧げた曲としても有名です。その他多数の作品でカバー、オマージュされている今でも色褪せない名曲のひとつです。

ちょっと抜けてて愛嬌たっぷりのローレライとしっかり者のドロシーのコンビが相性ぴったりで、2人のショーや歌のシーンはそれぞれの魅力が存分に発揮されています。

時間も短めのミュージカルコメディでさらっと楽しく見られるのもおすすめです。

ファッションもおしゃれなのでぜひ注目してみてください。

 

3. ムーラン・ルージュ(2001年)

1899年、パリのナイトクラブ、ムーラン・ルージュー。

作家を目指してパリにやってきた青年クリスチャンは、クラブの花形である高級娼婦サティーンと恋に落ちる。

一方、クラブのショーに資金の協力をする公爵は彼女を自分のものにしようと目論む。


挿入歌には聞き覚えのある名曲の数々が散りばめられていて、ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガーにてアレンジして歌われていたりしてとても豪華です。(吹き替え無しの本人たちの生歌です!)”あっ、あの曲だ!”という発見も楽しみの1つです。
そしてまさに「ダイアモンドは女の親友」がオマージュとしてゴージャスに歌われています。

テーマは”愛”。愛かお金か、2人の切ない悲恋を描いたミュージカルが元になった作品です。

個性的できらびやかなセットと、どことなくファンタジックな雰囲気が漂う世界観も独特でクセになります。

美しいニコール・キッドマンの豪華絢爛なショーは必見です。

 

4. 雨に唄えば(1952年)

サイレント映画からトーキー(音声が同期した映画)に移り変わる時代。

それまでスターだったリーナは、その悪声によって将来が危ぶまれる事態に。

そんな時、パートナーのドンは歌も踊りも上手い新米女優のキャシーと出会う。


特にジーン・ケリーの雨の中のタップダンスが有名ですが、個人的1番の見どころは、コズモ役のドナルド・オコーナーのソロダンスです!
身体能力の高さとコミカルな表現、圧巻のダンスが見られます!コメディアンもされていたそうで、さすがエンターテイナーといったパフォーマンスです。

それぞれのシーンで見られるコミカルで息の合ったダンスと歌に魅了され、時代を感じられるファッションもおしゃれで楽しめます。

サイレントからトーキーへの移り変わりは色々な試行錯誤や困難があったんだろうなと思うと、今は普通に映画を見られているのが感慨深くなりますね。

 

5. ヘアスプレー(2007年)

1962年、ボルチモア。

ダンスとオシャレが大好きな高校生トレイシーは、ヘアスプレー企業の人気番組『コーニー・コリンズ・ショー』に出演することを夢見ていた。

そんな時、オーディションが開かれると知り意気揚々と参加したトレイシーだったがー。


終始明るく前向きで素直なトレイシーに心が癒やされます。
”差別”という一生なくならないであろう重いテーマではありますが、コメディ調のミュージカルに昇華させることによって見やすく楽しいエンターテイメント作品になっています。

ありのままの自分に自身を持つのは難しいですが、これを見たら背中を押される気分になります。
ママ役がジョン・トラボルタなのは驚きましたが、それもきっとこの映画のメッセージですね。

歌って踊るシーンが多めですが、まったくくどくないし、むしろ元気が出ること間違いなしの作品です!

 

6. マイ・フェア・レディ(1964年)

ロンドンの下町で花を売っていたイライザは、言語学の教授ヒギンズと出会う。

彼女のあまりにもひどい訛りを聞いた教授は、正しい言葉遣いを学べば一流のレディになれると断言する。

その言葉が忘れられず、イライザは教授の家を訪ねる。


つい口ずさんでしまうような印象的な曲が多く、ちょっと長いですが飽きずに見られます。

いろいろな登場人物の喜怒哀楽を乗せて歌って踊るシーンはコミカルなものも多く、楽しいイメージの作品です。
練習の成果が出た嬉しさから喜びが溢れ、歌い踊る生き生きとしたイライザがめちゃくちゃ可愛い、、。

オードリー・ヘプバーンの歌は「マーニ・ニクソン」という、”最強のゴーストシンガー”と呼ばれるほど数々のミュージカル映画で吹き替えを担当された方の吹き替えだそうで、さすがの美声です。

めちゃくちゃ口の悪い娘から美しいレディへの変貌ぶりは見事で、舞踏会のドレス姿のオードリー・ヘプバーンは発光してるのかというくらい輝いていて美しいです。

全員白黒ドレスの競馬場のシーンや衣装デザイン、内装、終わり方もオシャレが散りばめられた作品になっています。

 

7. バーレスク(2010年)

田舎から歌手を夢見てロサンゼルスにやってきたアリは、ラウンジ”バーレスク”に立ち寄る。

そこでの華やかなショーに魅せられ、自分もステージに立ちたいとウェイトレスとして働き始める。

そしてステージに立つことを許された彼女の才能が開花していく。


クリスティーナ・アギレラ、シェールという2大歌姫の豪華共演、そのパフォーマンスに圧倒されます...!
きらびやかでゴージャスな衣装を身にまとい、派手な演出とともに歌われる素晴らしい生歌で贅沢な時間を味わわせてくれます。

音源をブチられたアリが生歌を披露するシーンはゾクゾクしました。

テスの母親のような暖かく広い心とバーレスクの仲間たちが本当の家族のようで素敵な関係性です。
テスがアリにメイクをするシーンは、次の歌姫に継承していくような希望のようなものを感じられる場面でなんだかグッときてしまいました。

セリフを歌で表現する作りではないので、ミュージカルが苦手な方でも見やすいと思います。なにより2人の歌が本当に素晴らしいのでおすすめです!

 

8. マンマ・ミーア!(2008年)

エーゲ海の孤島でホテルを経営する母ドナと二人暮らしのソフィ。

結婚式を控えた彼女の願いは父親とバージンロードを歩くこと。

内緒でドナの日記を読み、父親の可能性のある3人に招待状を送る。


コミカルで明るいイメージのこちらの作品、楽曲は誰もが聞いたことのあるABBAの名曲たちで、つい歌ってしまいたくなる歌の連続です。
ABBAの曲にそれぞれのシーンがぴったり合っていて違和感なく見られます。ABBAのメンバーで作曲家のベニー・アンダーソンが音楽で参加しているということで納得しました。

女性たちが大集合しDancing Queenを歌うところは爽快で見応えがあります。
結婚式の準備シーン、母が娘を思う気持ちが伝わってちょっとじわっときちゃいました。

ストーリーは色々とツッコミどころもある作りですが(笑)、エンドロールまで遊び心があって気軽に楽しく見られる作品です。

 

9. 魔法にかけられて(2007年)

”アニメーションの世界”に住むジゼルは夢にまで見た王子様と結婚することに。

それにより玉座を追われることを恐れた女王はジゼルを騙し、異世界へと飛ばしてしまう。

彼女が着いた先は”現代のニューヨーク”。

そこで現実主義の弁護士、ロバートに助けられる。


アニメーションで始まるので最初ちょっとびっくりしますが、現実の世界にアニメーションが挟まれて楽しい構成になっています。

ディズニープリンセスらしさ爆発、すべてのものをハッピーにしてしまうようなものすごい力を感じます。(笑)
そしてやはりディズニープリンセスといえばただ歌うだけではなく、With 動物たち。どこからやってきた?!という大量の生き物たちと歌う姿はまさにディズニーの世界観。

リスや王子も現代にやってくるのですが、とにかく可愛くて笑えます。

最後のダンスシーンは現実主義のロバートとジゼルが入れ替わったような雰囲気、、、そしてそのシーンのロバートの衣装をよく見てみてください。何か気付くかも。

ジゼルの純粋で無垢な姿が眩しく、落ち込んだときやハッピーになりたいときに観たい作品です。

 

10. ラ・ラ・ランド(2016年)

映画スタジオのカフェで働くミアは、女優になりたいという夢を叶えるためオーディションを受ける日々。

ある夜、場末の店でピアノを弾くセブと出会い、2人はだんだん恋に落ちていく。

ミアは女優、セブは自分の店を持ってジャズを演奏したいというお互いの夢を応援しながらもすれ違っていくー。


何台にも連なった車をすり抜けながら、カラフルで嬉々とした歌とダンスで始まるオープニングは壮観です。

映画『セッション』のJ・K・シモンズが出ていてなんだか嬉しくなりました。なんかもうジャズといったらJ・K・シモンズがよぎるのは自分だけでしょうか...(笑)

セブとミアの息の合ったタップダンスは軽やかで爽やかな雰囲気。プラネタリウムでの”無重力ダンス”はとても幻想的で、しっとりとしたシーンで2人の生歌も聞くことができます。
驚いたのはセブ役のライアン・ゴズリングがすべて自分でピアノを弾いているということ!手元のアップのシーンでさえ代役を使っていないというのにプロ根性を感じました。

壮大な仕上がりのラストは見どころのひとつ。2人が本当に望んだ結末かはわからないけど、リアルな人生という感じがして現実味を感じられる切ない終わり方も良いです。

 

ぷや
VODで見るならプライムビデオがおすすめ!

Amazonプライムビデオ登録はコチラ↓

 

\プライムビデオに登録する /
 

まとめ

明るくコミカル要素もある内容の作品を選んでみたので、ミュージカルがあまり得意ではなくても見やすいものが多いかなと思います。

有名な作品や定番がほとんどですが、どれも歌やダンスが素晴らしく、衣装なども凝っていてかつ見やすいという、やはり人気な理由がわかりました。

これを機に気になるものやまだ見たことがない作品があったらぜひ見てみてください。

幅が広がってより映画を楽しめるようになったら嬉しいですよね!

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

-映画