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ロードムービー おすすめ10選!

今回はおすすめのロードムービーをご紹介します。

王道な作品も含め色々なジャンルを選んでみたので、ぜひ最後までご覧ください。

おすすめのロードムービー10選

1. ペーパー・ムーン(1973年)

詐欺師の男・モーゼは、母親を亡くした9歳の少女・アディと葬式で出会う。

アディを親戚の家まで送り届けてほしいと頼まれ、渋々引き受けることに。

道中、詐欺を繰り返しながら旅を続け、徐々に絆を深めていく。


詐欺師と少女の連携の取れた仕事ぶりは名コンビ。

そしてこの2人、本物の親子ということでビックリしました。

常に堂々としているアディも、寂しさを感じたり拗ねたりするところはしっかり9歳の少女で可愛いです。

モノクロの映像によってひとつひとつのシーンや表情が強く印象に残ります。

なんともいえない不思議な関係が最後まで心地よい作品です。

 

2. ダージリン急行(2007年)

 父の死をきっかけに1年間絶縁状態だったフランシス、ピーター、ジャック。

長男フランシスの提案で3兄弟はインドに旅行することに。

目的は母親に会うことと、兄弟の絆を取り戻すことだがー。


インドの風景と列車の内装や色味が情緒を感じさせます。

何気ないシーンでも印象付けられるような独特の色彩美とカメラワーク。

イニシャル入りのヴィトンのバッグをあんなに豪快に雑に扱うところも好きです。(笑)

3兄弟の個性が際立っていて、やり取りがコミカルでそれぞれ愛着が湧いてきます。

エンドロールがまたいい雰囲気で、最後までしっかりおしゃれな映画です。

 

3. パリ、テキサス(1984年)

 失踪した妻を探し、テキサス州の”パリ”を目指し放浪する男。

疲労困憊で記憶を失い、弟に引き取られる。

そこで息子との再会を経て、2人で再び妻・母を探しに行くことに。


どこまでも広がる荒野をひたすら歩く男は赤い帽子が印象的。

ところどころで色がメッセージを感じさせる作品だと思います。

再会した息子とのぎこちない空気感や2人の旅が言葉にしなくても暖かいと同時に、アンおばさんの心境を思うと苦しさもあり...。

最終的な選択は愛が強すぎるが故の結果と思うと切なさが残ります。

”ロードムービーといえば”の定番で王道の作品です。

 

4. マイ・プライベート・アイダホ(1991年)

 睡眠障害”ナルコレプシー”を抱えるストリートキッズのマイク。

家出してきた市長の息子のスコットや仲間たちと路上で体を売って生活していた。

ある日、幼少期の記憶を忘れられないマイクは失踪した母親を探すため、スコットと共に兄が住むアイダホへと旅に出る。


売春や同性愛、その他ショッキングな内容をテーマとして、斬新な見せ方を挟みながら表現された作品。

焚き火のシーン、兄との会話、どこまでも母親を追う姿は見ていて胸が苦しくなります。

それらを経ての、スコット...そりゃないぜ....。と思わず口に出してしまいそうになるほど。

どうすることもできない残酷な現実を突きつけられた感覚で、終始マイクに感情移入してしまいました。

若かりし頃のキアヌ・リーブスと、今は亡きリヴァー・フェニックスの美しい青春ロードムービーです。

 

5. リトル・ミス・サンシャイン(2006年)

 7歳の娘オリーヴが美少女コンテストに出場することになり、家族全員で同行することに。

それぞれが問題や苦悩を抱え、バラバラな家族。

ミニバスに乗り込みコンテスト会場を目指すが道中さまざまなハプニングに見舞われる。


崩壊寸前で衝突しながらもカリフォルニアを目指す家族をコミカルに描いた作品。

ミニバスに乗り込む方法おかしすぎるけど、全員で協力して1人ずつ飛び乗っていく姿がだんだん団結を感じてきて後半はじんわりと温かい気持ちに。

ストーリーが進むにつれて、家族って特別で一番の理解者でいようとしてくれる大きい存在だなーと思えます。

コミカルな作品ですが、家族の温かさや絆を感じられて、ほっこりじんわりした気持ちになる良作です。

 

6. スケアクロウ(1973年)

 出所したばかりのマックスは、道端でヒッチハイクをするフランシスと知り合う。

意気投合した2人は一緒に仕事をしようと約束し行動を共にする。

道中様々なトラブルに遭いながらも次第に心を通わせていく。


ケンカっ早いマックスといつでも飄々とおおらかなライオン(フランシス)のコンビがいいバランス。

お互いのピンチを助け合いながら深い友情が築かれていく様子にぐっときます。

後半のバーでのシーン、刑務所でのシーン、電話ボックスのシーン、、、驚きと嬉しさと感動とやるせなさを感じながら2人の関係の変化が描かれます。

ゴッド・ファーザーやスカーフェイスのイメージが強いアル・パチーノの、可愛らしさを感じる演技は一見の価値ありです。

 

7. 真夜中の虹(1988年)

炭鉱が閉山し、失業したカスリネン。

自殺した父親から譲り受けたキャデラックに乗り南へと向かう旅に出る。

道中に全財産を失うが、ひとりの女性と出会い、彼女の息子と共に3人で生きる道を選ぶ。


終始、淡々と進んでいくストーリーですが、何故か見入ってしまいます。

辛いことや理不尽なことばかり続くのに、なんともいえないユルい雰囲気とシュールな演出によって脱力感さえ漂う不思議。

ミッコネンがツボにハマる方も多いのでは...?

邦題が”真夜中の虹”の理由もラストで分かるところがまたオシャレです。

好みは分かれそうですが、70分と短く、演出も相まってサラッと見られるところもいいです。

 

8. レインマン(1988年)

 長年絶縁していた父親の訃報を通じて帰郷したチャーリー。

遺産が目当てだったが、お金は今まで存在すら知らなかった自閉症の兄・レイモンドに相続されると知り、病院から兄を連れ出してしまう。


徐々に育まれていく兄弟の絆に感動必至の作品。

チャーリーが幼い頃に作り出した空想の友達”レインマン”の正体、なぜ2人は離ればなれになったのか、知ったときには涙が溢れました。

強引に連れ回されても、たった6日間でも”メインマン”が変わったのは、兄弟という繋がりと愛を感じたんだと思いました。

繊細でちょっと愛らしくもあるダスティン・ホフマンの演技が素晴らしく、ぜひ観てほしい作品です。

 

9. テルマ&ルイーズ(1991年)

 平凡な主婦テルマとウェイトレスのルイーズは週末に2人でドライブに出かける。

しかし途中立ち寄った店でテルマが男にレイプされそうになり、ルイーズが射殺してしまう。

そのまま逃げることを選んだ2人は、大胆な行動を繰り返しながら逃避行を続けるがー。


男性と比べて、社会における女性の立場を色濃く映し、それに抗う姿を描いた作品。

ずっとルイーズに従い頼りなかったテルマが、あることをきっかけに別人のように変化した姿が印象的。

逃避行を続けるにつれ、だんだんと2人が開放的に、自由を得たかのように大胆になっていく様は、爽快感を感じながらも刹那的なものであるのが辛いです。

2人の覚悟や胸中が伝わるラストシーンは鮮烈な映像と裏腹にやるせなさが残ります。

 

10. 俺たちに明日はない(1967年)

 1930年代、大恐慌時代のアメリカ。

自動車を盗もうとしていたクライドとウェイトレスのボニーが出会い、2人は意気投合。

コンビを組み仲間も増え、各地で強盗を繰り返していく。


実在した犯罪者『クライド・バロウ』と『ボニー・パーカー』をモデルにした有名な一作。

時代背景が影響していたと考えても、あまりにも大胆で人目を気にしない犯罪の数々。

そんな荒々しい様とは裏腹に繊細な2人の関係性にも惹きつけられます。

貧しい人々からは金銭を奪わない、そんな姿勢が大犯罪を繰り返しても一定数彼らを支持する民衆がいた理由のひとつであったようです。

衝撃的なラストシーンは鮮明に記憶に残ります。

 

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まとめ

今回はおすすめのロードムービーを10本ご紹介しました。

まだ観たことがないものや気になるものがあったらぜひ観てみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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